援助困難事例への介護支援専門員の対応方法について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:利用者から訪問介護員に対する「物盗られ」の訴えが続いたので、保健所の精神科医に相談・助言を求めた。
2:家族による心理的虐待が疑われる事例について、まず警察に通報した。
3:保健・医療・福祉の専門家チームがぜひ必要と考えるサービスを利用者が拒否したので、介護支援の提供を断った。
4:問題の複雑な事例について、サービス担当者会議を開いてお互いの持っている情報を交換し、目標や役割を確認した。
5:利用者が不平や不満を何度も電話で訴えてくるので、自分のアセスメントが適切であったかどうかについて、基幹型在宅介護支援センターのスーパービジョンを受けた。
答:1・4・5
1:正しい。援助困難事例に対しては、さまざまな社会資源を活用し、問題解決を図ることが必要である。
2:誤り。高齢者虐待防止法により、虐待が疑われる事例について市町村への通報が義務付けられた。
3:誤り。正当な理由がない限り、介護支援の提供を断ってはならない。
4:正しい。問題の複雑な事例について、サービス担当者会議を開いてお互いの持っている情報を交換し、目標や役割を確認することは大切である。
5:正しい。自分のアセスメントが適切であったかどうかについて、基幹型在宅介護支援センター(現在は地域包括支援センター)の支援を受けることは大切である。