WHOの国際生活機能分類(ICF)を踏まえた高齢者ケアのあり方について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:高齢者ケアにとっては「健康状態」が最も重視されるため、ICFは、その側面への対応を中心としている。
2:「心身機能・身体構造」、「活動」、「参加」のそれぞれのレベルについて目標を立てることが必要である。
3:その人のできなことだけに着目するのではなく、できることも評価する視点が重要である。
4:生活機能の改善を考えるときには、環境因子や個人因子という背景因子も考慮する必要がある。
5:活動制限や参加制約の原因となっているのは心身機能の障害であり、常にその原因の除去に最大の支援の力点が置かれるべきである。
答:2・3・4
1:誤り。高齢者ケアにとっては「生活機能」が最も重視される。
2:正しい。「心身機能・身体構造」、「活動」、「参加」のそれぞれのレベルについて目標を立てることが必要である。
3:正しい。その人のできなことだけに着目するのではなく、できることも評価する視点が重要である。
4:正しい。生活機能の改善を考えるときには、環境因子や個人因子という背景因子も考慮する必要がある。
5:誤り。活動制限や参加制約の原因となっているのは心身機能の障害だけではなく、生活機能というプラス面も重視することが大切である。