転倒・転落について適切なものはどれか。3つ選べ。
1:認知症高齢者は、自ら心身機能を正確に判断することが困難となるので、一般の高齢者よりも転倒や転落の危険性が高い。
2:高齢女性は骨粗鬆症になりやすく、脊椎の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折を起こしやすい。
3:転倒を引き起こす物的環境要因には、敷居などのわずかな室内段差、電気コード類、夜間における足下の照明不良などがある。
4:股関節を保護するヒップ・プロテクターは、創傷や脱臼を予防するために用いられる。
5:在宅高齢者の転倒や転落は、手すりを設置すればほとんど防止することができる。
答:1・2・3
1:正しい。認知症高齢者は、自ら心身機能を正確に判断することが困難となるので、一般の高齢者よりも転倒や転落の危険性が高い。
2:正しい。高齢女性は骨粗鬆症になりやすく、脊椎の圧迫骨折や大腿骨頸部骨折を起こしやすい。
3:正しい。転倒を引き起こす物的環境要因には、敷居などのわずかな室内段差、電気コード類、夜間における足下の照明不良などがある。
4:誤り。股関節を保護するヒップ・プロテクターは、大腿骨頸部などの骨折を予防するために用いられる。
5:誤り。在宅高齢者の転倒や転落は、段差や床材が原因となるものもあり、手すりを設置すればほとんど防止できるとはいえない。