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H17-問題22

Aさん(70歳)は、夫Bさん(72歳)と2人暮らしである。Aさんに認知症の症状が現れ、要介護3の認定を受けた。Bさんは「介護保険は利用者負担が重い」と言って、Aさんが介護サービスを利用することを拒んでいる。隣町に住む長女のCさんが週に4日、Aさんの介護に訪れている。CさんはAさんの介護に疲れきっており、Aさんを特別養護老人ホームに入所させたいと考えているが、Aさんは「この家にいたい」と言っている。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1:Cさんが疲れきっていることを重視し、認知症であるAさんの話す内容にかかわらず、Cさんの負担軽減を優先して、特別養護老人ホームへの入所を提案する。

2:Aさんの世帯の経済状況が苦しいようなので、高額介護サービス費、社会福祉法人の利用者負担減免制度等についてBさんに説明し、介護サービスの利用を勧める。

3:Aさんの希望が最優先されるべきであるので、Cさんの考えにかかわらず、これまでと同様にCさんが介護を継続することを前提として、居宅サービス計画を作成する。

4:介護支援専門員が、専門家の見地から、よりAさんに適していると判断した認知症対応型共同生活介護の利用を決定する。

5:在宅での生活を望むAさんの希望とCさんの負担軽減に配慮し、通所介護や短期入所の利用を組み入れた居宅サービス計画を提案する。

答:2・5

1:誤り。Cさんの負担軽減にも配慮しなければならないが、Aさんの希望が最優先されるべきであり、通所介護や短期入所の利用を組み入れた居宅サービス計画を提案する。

2:正しい。Aさんの世帯の経済状況が苦しいようなので、高額介護サービス費、社会福祉法人の利用者負担減免制度等についてBさんに説明し、介護サービスの利用を勧める。

3:誤り。Aさんの希望が最優先されるべきであるが、Cさんの負担軽減にも配慮し、通所介護や短期入所の利用を組み入れた居宅サービス計画を提案する。

4:誤り。介護支援専門員の判断よりも、在宅での生活を望むAさんの希望とCさんの負担軽減に配慮し、通所介護や短期入所の利用を組み入れた居宅サービス計画を提案する。

5:正しい。在宅での生活を望むAさんの希望とCさんの負担軽減に配慮し、通所介護や短期入所の利用を組み入れた居宅サービス計画を提案する。

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