介護保険の財政について正しいものはどれか。3つ選べ。
1:市町村は、収支の均衡を保ち、介護保険事業の健全な運営を確保するため、特別会計を設けなければならない。
2:特別調整交付金は、災害等の特別な事情がある市町村について、保険料の減免額や利用者の1割負担の減免額の一定部分を対象として交付される。
3:介護保険の保険給付費の50%は、第1号被保険者の保険料により賄われている。
4:通常の努力を行ってもなお生じる保険料集能率の悪化により、予定していた保険料収納額に不足が生じた場合には、財政安定化基金から交付金が交付される。
5:第2号被保険者が支払った保険料は、その被保険者が住所を有する市町村の保険料収入となる。
答:1・2・4
1:正しい。市町村は、収支の均衡を保ち、介護保険事業の健全な運営を確保するため、特別会計を設けなければならない。
2:正しい。特別調整交付金は、災害等の特別な事情がある市町村について、保険料の減免額や利用者の1割負担の減免額の一定部分を対象として交付される。
3:誤り。介護保険の保険給付費の50%は、第1号被保険者と第2号被保険者の保険料により賄われている。
4:正しい。通常の努力を行ってもなお生じる保険料集能率の悪化により、予定していた保険料収納額に不足が生じた場合には、財政安定化基金から交付金が交付される。
5:誤り。第2号被保険者が支払った保険料は、医療保険者から社会保険診療報酬支払基金に納付され、社会保険診療報酬支払基金が市町村に対して介護給付費交付金・地域支援事業支援交付金として交付する。