認知機能に関して適切なものはどれか。3つ選べ。
1:認知症の主症状は、認知機能障害及び判断能力の低下であり、これらは進行性である。
2:認知症の症状を示す疾患には、脳腫瘍や正常圧水頭症のほか、甲状腺機能低下症などの全身性疾患もあるので、鑑別診断が重要である。
3:幻覚、妄想、徘徊、不潔行為などは認知症の周辺症状と呼ばれ、行動心理障害による症状である。
4:Mini-Mental State Examination(MMSE)の結果のみで、認知症と診断することができる。
5:自動車運転免許証の更新を受けようとする者で、更新期間満了日における年齢が65歳以上の者は、認知機能に関する検査を受けなければならない。
答:1・2・3
1:正しい。認知症の主症状は、認知機能障害及び判断能力の低下であり、これらは進行性である。
2:正しい。認知症の症状を示す疾患には、脳腫瘍や正常圧水頭症のほか、甲状腺機能低下症などの全身性疾患もあるので、鑑別診断が重要である。
3:正しい。幻覚、妄想、徘徊、不潔行為などは認知症の周辺症状と呼ばれ、行動心理障害による症状である。
4:誤り。Mini-Mental State Examination(MMSE)は簡易的な検査であり、この結果のみで、認知症と診断することはできない。
5:誤り。自動車運転免許証の更新を受けようとする者で、更新期間満了日における年齢が75歳以上の者は、認知機能に関する検査を受けなければならない。