Aさんは(80歳)は、1年前から認知症が進み、夜間も落ち着かず、最近はトイレに行く回数が増え、失敗することも多くなった。そのため、同居している夫、息子夫婦とも眠れず、疲労感を深め、介護支援専門員に相談した。介護支援専門員としてより適切な対応はどれか。2つ選べ。
1:ポータブルトイレを必ず使うようAさんを指導した。
2:日中は、通所介護を利用し、家族の負担となる夜間の対応は訪問介護を利用し、状況によっては、短期入所生活介護などを利用しながら様子を見ることにした。
3:オムツを使い、朝夕2回取り替えるよう家族に指示した。
4:家族の負担を第一に考え、認知症対応型共同生活介護の利用をAさんに説得するよう家族に助言した。
5:Aさんと家族が揃ったところで、Aさんはどのように暮らしたいのか、家族はAさんの今後をどのように考えているのかを話し合った。
答:2・5
1:誤り。ポータブルトイレを提案するのはよいが、必ず使うように指導するのは適切ではない。
2:正しい。日中は、通所介護を利用し、家族の負担となる夜間の対応は訪問介護を利用し、状況によっては、短期入所生活介護などを利用しながら様子を見ることにした。
3:誤り。オムツを提案するのはよいが、取り替える回数まで家族に指示するのは適切ではない。
4:誤り。家族の負担だけではなく、Aさんの意思も尊重しなければならない。
5:正しい。Aさんと家族が揃ったところで、Aさんはどのように暮らしたいのか、家族はAさんの今後をどのように考えているのかを話し合った。