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燃料及び燃焼

頻出問題-燃焼

燃焼に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:燃焼とは、光と熱の発生を伴う急激な酸化反応である。

2:燃焼には、燃料、空気(酸素)及び温度(点火源)の三つの要素が必要とされる。

3:着火温度は、液体燃料が加熱されると蒸気を発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃える最低の温度をいう。

4:着火温度は、燃料が加熱されて酸化反応によって発生する熱量と外気に放散する熱量との平衡によって決まり、燃料の周囲の条件によって変わる。

5:引火点は、燃料を空気中で加熱すると温度が上昇し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度をいう。

6:発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいう。

7:高発熱量は、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量で、総発熱量ともいう。

8:低発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量のうち、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量をいう。

9:高発熱量と低発熱量との差は、燃料に含まれる水素及び水分によって決まる。

10:完全燃焼に必要な最少の空気量を理論空気量という。

11:理論空気量の単位は、液体及び固体燃料では[m3N/kg]、気体燃料では[m3N/m3N]で表す。

12:実際の燃焼に際して送入される空気量を実際空気量といい、一般の燃焼では理論空気量より少ない。

13:理論空気量(A0)に対する実際空気量(A)の比を空気比(m)といい、A=mA0という関係が成り立つ。

14:燃焼に大切なのは、着火性と燃焼速度である。

15:ボイラーの熱損失のうち最も大きなものは、一般に不完全燃焼ガスによる損失である。

16:ボイラーの熱損失を少なくするため、空気比を小さくし、かつ、完全燃焼を行わせる。

17:実際燃焼温度は、燃焼効率、空気比、伝熱面への吸収熱量などの影響により理論燃焼温度より高くなる。

18:液体燃料の油滴は、バーナタイルより離れたところで急激に気化し、それ以降は固形残さ粒子が分解して完全に気化燃焼を行う。

19:ボイラーにおける燃焼は、燃料と空気を接触させ、点火源並びに燃焼室の温度が燃料の着火温度以上に維持されていなければならない。

解答と解説

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