在宅での医療管理に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1:胃ろうからの経管栄養食の投与は、胃食道逆流の恐れはないため、水平に臥床した状態で実施する。
2:慢性閉塞性肺疾患等により動脈血炭酸ガスが上昇しやすい患者では、安易に酸素吸入量を増やすと炭酸ガス貯留を助長する恐れがある。
3:尿路感染症を繰り返す要介護者については、尿道留置カテーテルをその原因として考慮する。
4:人工呼吸器を装着している場合には、外出は不可能であり、在宅での安静を要する。
5:在宅酸素療法で用いる酸素供給器は、旅行先で利用できる場合もある。
答:2・3・5
1:誤り。胃ろうからの経管栄養食の投与は、胃食道逆流の恐れがあるため、半座位で実施する。
2:正しい。慢性閉塞性肺疾患等により動脈血炭酸ガスが上昇しやすい患者では、安易に酸素吸入量を増やすと炭酸ガス貯留を助長する恐れがある。
3:正しい。尿路感染症を繰り返す要介護者については、尿道留置カテーテルをその原因として考慮する。
4:誤り。人工呼吸器を装着している場合でも、外出用のバッテリーなどを利用することで、外出することが可能となる。
5:正しい。在宅酸素療法で用いる酸素供給器は、旅行先で利用できる場合もある。