高齢者の在宅医療について適切なものはどれか。2つ選べ。
1:自己腹膜灌流法(CAPD)による人工透析は、在宅での管理が可能であり、血液透析に比べて通院回数が少なくてすむ。
2:気管カニューレを挿入している場合には、急激な呼吸状態の変化が予測されるため、気管切開部の管理を十分に行い、適切に吸引を実施し、喀痰の状態などを観察する。
3:在宅で人工呼吸器を使用している場合には、装着者の不安を避けるため、作動が正常であればアラームは解除しておく。
4:胃ろうのバルーンカテーテルが自然抜去しているのを発見した際は、ろう孔が自然に閉鎖するのを確認した上で、主治医又は訪問看護師に連絡する。
5:在宅中心静脈栄養を行っている場合には、ポート針の交換は、感染予防のため必ず医療機関に入院して行う。
答:1・2
1:正しい。自己腹膜灌流法(CAPD)による人工透析は、在宅での管理が可能であり、血液透析に比べて通院回数が少なくてすむ。
2:正しい。気管カニューレを挿入している場合には、急激な呼吸状態の変化が予測されるため、気管切開部の管理を十分に行い、適切に吸引を実施し、喀痰の状態などを観察する。
3:誤り。在宅で人工呼吸器を使用している場合には、異常事態に備えて、必ずアラームを設定しておかなければならない。
4:誤り。胃ろうのバルーンカテーテルが自然抜去しているのを発見した際は、ろう孔が閉鎖してしまわないよう、速やかに主治医又は訪問看護師に連絡する。
5:誤り。在宅中心静脈栄養を行っている場合には、ポート針の交換は、訪問介護でも行うことができる。