高齢者の栄養・薬剤管理について適切なものはどれか。2つ選べ。
1:栄養・食生活の支援を行う際には、身体計測、臨床診査、食事調査等から得た情報が重要となる。
2:高齢者では腎機能が低下しており、腎から排泄される薬の排泄が遅くなるため、薬の作用が減少することが多い。
3:嚥下障害等により食事の経口摂取ができない状態では、医療機関への入院が必須である。
4:痛み止め(解熱鎮痛薬)を服用している場合、風邪、インフルエンザなどに罹患しても、発熱の症状が、現れないため対応が遅れる可能性がある。
5:栄養状態の改善や食生活の支援を適切に行うため、ケアプラン作成の際には、管理栄養士のみと情報交換すればよい。
答:1・4
1:正しい。栄養・食生活の支援を行う際には、身体計測、臨床診査、食事調査等から得た情報が重要となる。
2:誤り。高齢者では腎機能が低下しており、腎から排泄される薬の排泄が遅くなるため、薬の作用が増強されることが多い。
3:誤り。嚥下障害等により食事の経口摂取ができない状態でも、在宅中心静脈栄養療法や在宅成分栄養経管栄養療法などが可能である。
4:正しい。痛み止め(解熱鎮痛薬)を服用している場合、風邪、インフルエンザなどに罹患しても、発熱の症状が、現れないため対応が遅れる可能性がある。
5:誤り。栄養状態の改善や食生活の支援を適切に行うため、ケアプラン作成の際には、管理栄養士だけではなく、医師や保健師、薬剤師、家族などとも情報交換する必要がある。