脳血管疾患について適切なものはどれか。2つ選べ。
1:くも膜下出血は、脳の局所症状を伴うことが多い。
2:脳塞栓は、注射針等から混入した空気が原因となることが多い。
3:脳血栓の症状は、数時間から1日、2日かかって完成する。
4:硬膜下血腫は、経過観察により自然消退することが多い。
5:脳血管疾患の後遺症の予防には、早期のリハビリテーションが大切である。
答:3・5
1:誤り。くも膜下出血は、脳の外側の出血であり、脳の局所症状を伴うことは少ない。
2:誤り。脳塞栓は、心臓や血管でできた血栓が原因となることが多い。
3:正しい。脳血栓の症状は、数時間から1日、2日かかって完成する。
4:誤り。硬膜下血腫は、頭部外傷後に硬膜と脳との間に血液がたまるもので、血腫が脳を圧迫し死に至るため、血腫の除去が必要である。
5:正しい。脳血管疾患の後遺症の予防には、早期のリハビリテーションが大切である。