総合問題3
[事例(問題115から問題117まで共通)]
Kさん(43歳、女性)は、8年前に関節リウマチ(rheumatoid arthritis)を発症した。現在は、治療の効果で症状の進行がおさえられている。公的な制度を使うことができるように、必要な認定を受けている。Kさんは夫と2人で暮らしており、夫は朝早くKさんの朝食を作り、仕事に出かける。
Kさんは肩関節や肘関節、股関節の可動域が狭く、左手指の巧緻性も低下している。お昼ごろからは、室内を自分の力で歩き、リーチャーや道具を工夫して家事を行うこともできる。しかし、からだの動きにくい午前中は、公的な制度を利用し、介護職に自室の掃除を依頼している。
答:5
1:誤り。重量を軽くすることは、食べ物を口まで運びやすくするために最も適切な方法とはいえない。
2:誤り。柄を短くすることは、肘関節に負担をかけるため適切ではない。
3:誤り。握りを太くするとことは、食べ物を口まで運びやすくするために最も適切な方法とはいえない。
4:誤り。スプーンを大きくしても、食べ物を口まで運びやすくなるわけではない。
5:正しい。すくう部分を左に曲げることは肘関節の負担を軽減し、食べ物を口まで運びやすくするために最も適切な方法といえる。
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