介護施設の利用者が転倒し、腹部と下肢を強く打った。医療職が対応するまでの介護職のかかわりとして、適切なものを一つ選びなさい。
1:利用者の足に腫脹が見られたので湿布をした。
2:利用者のそばで、転倒の状況や身体状況の把握に努めた。
3:利用者が水分を要求したので水を飲ませた。
4:嘔吐しそうになったので体位を仰臥位にした。
5:利用者が大丈夫と言ったので様子を見た。
答:2
1:誤り。医療職の診断を受けずに介護職が湿布をすることは適切ではない。
2:正しい。利用者のそばで、転倒の状況や身体状況を把握しておき、医療職に報告することが介護職としての適切な対応である。
3:誤り。医療職の診断を受けるまでは、水分をとらずに我慢してもらうべきである。
4:誤り。嘔吐しそうになった場合は、体位を側臥位にする必要がある。
5:誤り。利用者が大丈夫と言ったとしても、医療職に報告して判断を仰ぐべきである。