訪問介護員(ホームヘルパー)が介護計画に基づいて、いつものようにEさん(80歳、男性)に、「一緒に洗濯物を干しましょう」と声をかけた。するとEさんが、「どうしてそんなことやらないといけないんだ」と大声をあげた。このようなことが何回も続いた。
この場面の訪問介護員(ホームヘルパー)のアセスメント(assessment)として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:認知症(dementia)の診断を急いでもらう必要がある。
2:声が外に漏れないように工夫する必要がある。
3:大声をあげる背景を確認する必要がある。
4:決められたことなのでやってもらう必要がある。
5:家族から励ましてもらう必要がある。
答:3
1:誤り。認知症の診断を行う前に、Eさんの思いを確認する必要がある。
2:誤り。声が外に漏れないように工夫することは、問題の解決にはならない。
3:正しい。Eさんが大声をあげる背景を確認する必要がある。
4:誤り。Eさんが拒否しているのに、無理強いすることは適切でない。
5:誤り。家族から励ましてもらっても、問題の解決にはならない。