Home > 実務上の知識及び能力 > R2-CBT-問30

R2-CBT-問30

運行管理者が運転者に対し実施する危険予知訓練に関し、下図の交通場面の状況において考えられる<運転者が予知すべき危険要因>とそれに対応する<運行管理者による指導事項>として、【最もふさわしい<選択肢の組み合わせ>1~10の中から3つ】選びなさい。

【交通場面の状況】
・住宅街の道路を走行している。
・前方に二輪車が走行している。
・右側の脇道から車や自転車が出ようとしている。
・前方の駐車車両の向こうに人影が見える。

1.<運転者が予知すべき危険要因>
① 二輪車を避けようとしてセンターラインをはみ出すと、対向車と衝突する危険がある。
② 駐車車両に進路を塞がれた二輪車が右に進路を変更してくることが予測されるので、このまま進行すると二輪車と衝突する危険がある。
③ 前方右側の脇道から左折しようとしている車の影に見える自転車が道路を横断してくると衝突する危険がある。
④ 後方の状況を確認せずに右側に進路変更をすると、後続の二輪車と接触する危険がある。
⑤ 駐車車両の先に歩行者が見えるが、この歩行者が道路を横断してくるとはねる危険がある。

2.<運行管理者による指導事項>
ア 住宅街を走行する際に駐車車両があるときは、その付近の歩行者の動きにも注意しスピードを落として走行する。
イ 単路でも、いつ前車が進路変更などのために減速や停止をするかわからないので、常に車間距離を保持しておく。
ウ 進路変更するときは、必ず後続車の有無を確認するとともに、後続車があるときは、決して強引な進路変更はしない。
エ 右側の脇道から自転車が出ようとしているので、周辺の交通状況を確認のうえ、脇道の自転車の動きに注意し走行する。仮に出てきた場合は先に行かせる。
オ 二輪車は、後方の確認をしないまま進路を変更することがよくあるので、二輪車を追い越そうとはせず先に行かせる。

3.<選択肢の組み合わせ>
1:①-イ
2:①-ウ
3:②-エ
4:②-オ
5:③-ア
6:③-エ
7:④-イ
8:④-オ
9:⑤-ア
10:⑤-ウ

答:4、6、9

① 二輪車を避けようとしてセンターラインをはみ出すと、対向車と衝突する危険がある。

【交通場面の状況】には、対向車の想定がないのでふさわしい選択肢の組み合わせがない。


② 駐車車両に進路を塞がれた二輪車が右に進路を変更してくることが予測されるので、このまま進行すると二輪車と衝突する危険がある。

オ 二輪車は、後方の確認をしないまま進路を変更することがよくあるので、二輪車を追い越そうとはせず先に行かせる。


③ 前方右側の脇道から左折しようとしている車の影に見える自転車が道路を横断してくると衝突する危険がある。

エ 右側の脇道から自転車が出ようとしているので、周辺の交通状況を確認のうえ、脇道の自転車の動きに注意し走行する。仮に出てきた場合は先に行かせる。


④ 後方の状況を確認せずに右側に進路変更をすると、後続の二輪車と接触する危険がある。

【交通場面の状況】には、後続車の想定がないのでふさわしい選択肢の組み合わせがない。


⑤ 駐車車両の先に歩行者が見えるが、この歩行者が道路を横断してくるとはねる危険がある。

ア 住宅街を走行する際に駐車車両があるときは、その付近の歩行者の動きにも注意しスピードを落として走行する。

スポンサーリンク

Home > 実務上の知識及び能力 > R2-CBT-問30

Page Top

© 2011-2023 過去問.com