荷主から下の運送依頼を受けて、A営業所の運行管理者が次のとおり運行の計画を立てた。この計画に関するア~イについて解答しなさい。なお、解答にあたっては、<運行の計画>及び各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
<荷主からの運送依頼>
B工場で重量が3,000キログラムの電化製品を積み、各拠点(F地点、H地点)の配送先まで運送する。
<運行の計画>
○次の運行経路図に示された経路に従い運行する。
○道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道(高速自動車国道法に規定する道路。以下「高速道路」という。)のC料金所とD料金所間(走行距離135キロメートル)を、運転の中断をすることなく1時間30分で走行する。
○F地点とG地点間の道路にはが、G地点とH地点間の道路にはの道路標識が設置されているので、これらを勘案して通行可能な事業用自動車を配置する。
標識が設置されているので、これらを勘案して通行可能な事業用自動車を配置する。
(道路標識は、「文字及び記号を青色、斜めの帯及び枠を赤色、縁及び地を白色とする。」)
ア 当該運行に適した車両として、次の1~3の事業用自動車の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
イ 高速道路のC料金所とD料金所間の運転時間を1時間30分としたことについて、次の1~2の中から正しいものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。
1:適切
2:不適切
答:ア=3 イ=1
ア 当該運行に適した車両について
F地点とG地点間の道路には「大型貨物自動車等通行止め」、G地点とH地点間の道路には「高さ制限3.3m以下」の道路標識が設置されている。
1~3の事業用自動車は、全て高さ3.3m以下であるが、1は大型貨物自動車、2は特定中型貨物自動車に該当し、いずれも通行できない。よって、正しいものは3となる。
イ 高速道路のC料金所とD料金所間の運転時間について
C料金所とD料金所間の走行距離 135km
C料金所とD料金所間の運転時間 1時間30分=1.5h
C料金所とD料金所間の平均速度 135km÷1.5h=90km/h
アで選んだ事業用自動車の高速道路での最高速度は100km/hであるから、運転時間は適している。