荷主から下の運送依頼を受けて、A営業所の運行管理者が次のとおり運行の計画を立てた。この計画に関するア~ウについて解答しなさい。
<荷主からの運送依頼>
B工場で重量が4,000キログラムの建設機材を積み、E地点に11時までに運送する。
<運行の計画>
○ 次の運行経路図に示された経路に従い運行する。
○ 道路標識等により最高速度が指定されていない高速自動車国道(高速自動車国道法に規定する道路。以下「高速道路」という。)のC料金所とD料金所間(走行距離144キロメートル)を、運転の中断をすることなく1時間40分で走行する。
○ F地点とG地点間の道路にはが、G地点とH地点間の道路にはの道路標識が設置されているので、これらを勘案して通行可能な事業用トラックを配車する。
<運行経路図>
ア.当該運行に適した車両を次の1~3の事業用トラックの中から選びなさい。
イ.高速道路のC料金所とD料金所の運転時間を1時間40分としたことが、適切な場合は「適」を、適切出ない場合は「不適」を記入しなさい。
ウ.「ア.の解答」として選んだ事業用トラックを運転することができる運転免許を次の1~3の中からすべて選びなさい。
1:大型自動車運転免許
2:中型自動車運転免許
3:普通自動車運転免許
答:ア=3 イ=「適」 ウ=1、2
ア F地点とG地点間の道路には、「大型貨物自動車等通行止め」の道路標識が設置されている。
よって車両総重量8t以上又は最大積載量5,000kg以上の貨物自動車は通行することができない。
この道路を通行できるトラックは、事業用トラック3のみである。
イ 144kmの高速道路を1時間40分で走行すると、平均速度は86.4km/hとなる。
144,000m÷100分=1,440m/分=1.44km/分=86.4km/時
事業用トラック3は中型自動車(車両総重量8t未満かつ最大積載量5t未満)であり、高速道路における制限速度は100km/hなので、適切な運転時間といえる。
ウ 事業用トラック3は中型自動車(車両総重量8t未満かつ最大積載量5t未満)であり、これを運転することができる運転免許は、大型自動車運転免許と中型自動車運転免許となる。