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H25-1-23

下図は、貨物自動車運送事業に従事する自動車運転者の1週間の勤務状況の例を示したものであるが、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(以下「改善基準」という。)に定める拘束時間等に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。ただし、1人乗務で、フェリーには乗船しないものとし、また、業務の必要上、勤務の終了後継続して、定められた時間以上の休息期間を与えることが困難な場合には該当しないものとする。なお、日曜日は休日とする。

1:1日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に違反する勤務はない。また、勤務終了後の休息期間については改善基準に違反するものが1回ある。

2:1日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に違反する勤務が1回ある。また、勤務終了後の休息期間についても改善基準に違反するものが1回ある。

3:1日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に違反する勤務が2回ある。また、勤務終了後の休息期間は改善基準に違反していない。

4:1日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に違反する勤務が2回ある。また、勤務終了後の休息期間についても改善基準に違反するものが1回ある。

答:4

「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」では、拘束時間等について下記のように定められている。
自動車運転者の1日についての拘束時間は、13時間を超えないものとし、当該拘束時間を延長する場合であっても、最大拘束時間は、16時間とすること。この場合において、1日についての拘束時間が15時間を超える回数は、1週間について2回以内とすること。ここで定める自動車運転者の1日の拘束時間とは、始業時間から24時間以内にある拘束時間のことをいう。
勤務終了後、継続8時間以上の休息期間を与えること。

よって、表の勤務パターンには、1日についての拘束時間が改善基準に定める最大拘束時間に違反する勤務が2回ある(※火曜日と木曜日の拘束時間が17時間)。また、勤務終了後の休息期間についても改善基準に違反するものが1回ある(※木曜日~金曜日の休息期間が7時間)。

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