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H22-2-26

交通事故等緊急事態に関する次の記述のうち、事業用自動車の運転者等の措置として、誤っているものをすべて選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。

1:踏切内で自動車が故障して運転できなくなり、立ち往生してしまったときには、すみやかに自動車を踏切の外に移動させることが必要であることから、列車が接近し、視認できるようになるまでは自動車を踏切の外に移動することに努め、移動が困難と判断したときは、列車の運転士に、警報機が備えられている踏切では、踏切支障報知装置(踏切非常ボタン)を活用し、踏切支障報知装置が備えられていない踏切においては、自動車に備えられている非常信号用具等を使用して、踏切内に自動車が立ち往生していることを知らせる。

2:大雨、大雪、暴風雨等異常気象時における運行は危険を伴うことから、運行管理者は、異常気象に関する情報を収集し、事業用自動車を運行中の運転者に対して運行の中止、運転方法、待避所の指定等について適切な指示を行うなど、運行の安全確保を図るための措置を講ずる。

3:道路を走行中、大地震が発生した場合に、自動車を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動する。やむを得ず道路上に置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車し、盗難を防止するため、エンジンキーを抜き、窓を閉め、ドアを確実にロックする。

4:トラックの運転者が配送のため運転中、歩行者と接触する事故を起こし、歩行者が負傷したので、運転者は救急車の出動を要請するとともに、警察署に交通事故発生を報告した。救急車が到着して歩行者を病院に搬送した後に、運転者は、通報の際警察官から事故現場を離れないよう言われていたが、警察官の到着が遅れているようなので、急ぎの運送であり、その届け先が近くであることからすぐに戻れると思い運送を継続し、一時事故現場を離れた。運送終了後直ちに事故現場に戻り警察官の指示に従った。

答:1・3・4

1:誤り。踏切内で自動車が故障して運転できなくなり、立ち往生してしまったときには、すみやかに、警報機が備えられている踏切では、踏切支障報知装置(踏切非常ボタン)を活用し、踏切支障報知装置が備えられていない踏切においては、自動車に備えられている非常信号用具等を使用して、列車の運転士に、踏切内に自動車が立ち往生していることを知らせる。

2:正しい。大雨、大雪、暴風雨等異常気象時における運行は危険を伴うことから、運行管理者は、異常気象に関する情報を収集し、事業用自動車を運行中の運転者に対して運行の中止、運転方法、待避所の指定等について適切な指示を行うなど、運行の安全確保を図るための措置を講ずる。

3:誤り。道路を走行中、大地震が発生した場合に、自動車を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動する。やむを得ず道路上に置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車し、火災をひきこまないように窓を閉め、自動車を移動することができるようにエンジンキーは抜かず、ドアもロックしないでおく。

4:誤り。交通事故を起こし、警察官から事故現場を離れないよう言われた場合には、事故現場を離れてはならない。

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