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H19-1-27

交通事故の防止等に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1:我が国においては、春・秋の行楽シーズンに全国交通安全運動が実施されており、平成18年の秋の運動では、自動車の後部座席のシートベルトの着用率が前部座席に比べて低い現状を踏まえ、後部座席のシートベルトの着用率の更なる向上を目指し、重点施策の一つに「後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」が掲げられた。

2:いわゆるヒヤリ・ハットとは、運転者が運転中に他の自動車等と衝突又は接触するおそれがあったと認識することをいい、ハインリッヒの法則によると、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件のヒヤリ・ハットがあるとされており、このヒヤリ・ハットを調査し減少させていくことが交通事故防止対策に有効な手段となっている。

3:ドライブレコーダーは、自動車の運行中、運転者の視点から自車と周辺情報を記録するもので、交通事故や急ブレーキ、急ハンドルなどにより当該自動車が一定以上の衝撃を受けると、衝突前と衝突後の前後10数秒間の映像などを自動的に保存する装置であり、最近、自動車事故を未然に防止する有効な手段の一つとして活用が広がりつつある。

4:交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには、事故情報を多角的に分析し、事故実態を把握した上で、①低減目標の設定②対策の実施③効果の評価④低減目標の再設定という一連の交通安全対策のサイクルを繰り返すことが必要である。

答:2

1:正しい。我が国においては、春・秋の行楽シーズンに全国交通安全運動が実施されており、平成18年の秋の運動では、自動車の後部座席のシートベルトの着用率が前部座席に比べて低い現状を踏まえ、後部座席のシートベルトの着用率の更なる向上を目指し、重点施策の一つに「後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」が掲げられた。

2:誤り。いわゆるヒヤリ・ハットとは、運転者が運転中に他の自動車等と衝突又は接触するおそれがあったと認識することをいい、ハインリッヒの法則によると、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがあるとされており、このヒヤリ・ハットを調査し減少させていくことは、交通事故防止対策に有効な手段となっている。

3:正しい。ドライブレコーダーは、自動車の運行中、運転者の視点から自車と周辺情報を記録するもので、交通事故や急ブレーキ、急ハンドルなどにより当該自動車が一定以上の衝撃を受けると、衝突前と衝突後の前後10数秒間の映像などを自動的に保存する装置であり、最近、自動車事故を未然に防止する有効な手段の一つとして活用が広がりつつある。

4:正しい。交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには、事故情報を多角的に分析し、事故実態を把握した上で、①低減目標の設定②対策の実施③効果の評価④低減目標の再設定という一連の交通安全対策のサイクルを繰り返すことが必要である。

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