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H17-2-26

交通事故の防止対策等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには、収集した事故情報を多角的に分析し、事故実態を把握した上で、①低減目標の設定②対策の実施③効果評価④低減目標の再設定という一連の交通安全対策サイクルを繰り返すことが必要である。

2:ヒヤリ・ハットは、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件の軽傷事故と300件のヒヤリとしたり、ハッとした経験があるということであり、このヒヤリ・ハットを調査することは、交通事故防止対策の検討に有効な手段となっている。

3:デジタル式運行記録計は、自動車を運転中、当該自動車が一定以上の衝撃を受けると、衝撃前と衝撃後の前後十数秒間の映像を自動的に記録する装置であり、最近、自動車事故を未然に防止する有効な手段の一つとして活用が広がりつつある。

4:適性診断は、運転者の運転行動や運転態度について、安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行い、運転者自身の安全意識を向上させるものである。この適性診断は、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

答:3

1:正しい。交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには、収集した事故情報を多角的に分析し、事故実態を把握した上で、①低減目標の設定②対策の実施③効果評価④低減目標の再設定という一連の交通安全対策サイクルを繰り返すことが必要である。

2:正しい。ヒヤリ・ハットは、1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に29件の軽傷事故と300件のヒヤリとしたり、ハッとした経験があるということであり、このヒヤリ・ハットを調査することは、交通事故防止対策の検討に有効な手段となっている。

3:誤り。ドライブレコーダーは、自動車を運転中、当該自動車が一定以上の衝撃を受けると、衝撃前と衝撃後の前後十数秒間の映像を自動的に記録する装置である。

4:正しい。適性診断は、運転者の運転行動や運転態度について、安全運転にとって好ましい方向へ変化するように動機付けを行い、運転者自身の安全意識を向上させるものである。この適性診断は、ヒューマンエラーによる事故の発生を未然に防止するための有効な手段となっている。

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