ガソリンを貯蔵して移動していた移動タンク貯蔵所に灯油を注入しているとき、火災が起きる可能性があるが、その主な原因として、次のうち妥当なものはどれか。
1:ガソリン蒸気によって爆発性混合気体が形成されているところに、灯油の蒸気が加わり、混合気体が圧縮され、圧縮熱と蒸気の摩擦により発火するため。
2:流入によって発生する灯油の蒸気とガソリンの蒸気との摩擦熱により発火するため。
3:流入によって発生する灯油の蒸気にガソリンの蒸気が吸収され、発生する吸収熱により発火するため。
4:充満していたガソリンの蒸気がある程度灯油に吸収されて燃焼範囲内の濃度になり、灯油の流入によって発生した静電気のスパークで引火するため。
5:灯油の流入によって、ガソリン蒸気がかくはんされた摩擦熱により発火するため。
答:4
★みんなの正解率68.7%
覚えよう!
充満していたガソリンの蒸気が燃焼範囲にあればもちろんのこと、燃焼範囲の上限値を超える濃度であったとしても、灯油に吸収されて濃度が下がり燃焼範囲内になることで、灯油の流入によって発生した静電気が引火の原因となる可能性がある。