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認知症の理解
第26回-問題77
リアリティ・オリエンテーション(reality orientation)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:現実の感覚や認識を確認して、見当識に働きかける療法である。
2:認知症(dementia)の人に特化したコミュニケーションの方法である。
3:思い出を語り合うグループワークである。
4:主体的な生活を獲得するための作業療法である。
5:動物を介在させる療法である。
第26回-問題79
Cさん(66歳、女性)は、レビー小体型認知症(dementia with Levy bodies)を発症して、介護老人福祉施設に入所することになった。喫煙歴や高血圧症を発症して、介護老人福祉施設に入所することになった。喫煙歴や高血圧症(hypertension)、糖尿病(diabetes mellitus)、脂質異常症(dyslipidemia)の既往はない。
入所中のCさんに認められる状態として、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
1:施設内で、迷子になったり徘徊したりする。
2:他の入所者のものを盗んだり、人に迷惑をかけたりする。
3:日常の動作が遅くなったり、転倒したりする。
4:四肢に麻痺が出現する。
5:舞踏病様運動が出現する。
第26回-問題80
若年性認知症(dementia with early onset)の記述として、適切なものを1つ選びなさい。
1:40歳以下で発症する認知症(dementia)のことである。
2:罹患率は、男性より女性の方が高い。
3:飲酒が原因のものは含まれない。
4:アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)が含まれる。
5:血管性認知症(vascular dementia)は含まれない。
第26回-問題81
成人の認知機能を評価する方法の中で、口頭での回答と図形の模写などで簡便に行えるものとして、適切なものを1つ選びなさい。
1:Functional Assessment Staging(FAST)
2:改訂長谷川式簡易知能評価スケール
3:Mini-Mental State Examination(MMSE)
4:ビネー式知能検査
5:Clinical Dementia Rating(CDR)
第26回-問題83
認知症(dementia)の行動・心理症状(BPSD)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:傘立ての傘を人間と間違えるのは、幻視である。
2:感情を抑えられないのは、感情失禁である。
3:食欲が異常に亢進するのは、異食である。
4:夕方になると傾眠状態になるのは、夕暮れ症候群である。
5:目的もなくあちこち歩くのは、常同行動である。
第26回-問題84
認知症(dementia)の妻が介護者である夫に対して、「夫が帰ってきます。お帰りください」と、言うようになった場合、妻の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:実行機能の障害
2:失行
3:意識混濁
4:見当識障害
5:エピソード記憶の障害
第26回-問題85
認知症疾患医療センターに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:認知症患者が入院できる精神科病院のことである。
2:認知症専門医と作業療法士の配置が義務づけられている。
3:認知症(dementia)の人の要介護認定を行う。
4:認知症(dementia)の人の成年後見人を選ぶ。
5:地域の認知症医療の連携を強化する役割をもつ。
第26回-問題86
Dさん(45歳、女性)は、認知症(dementia)で被害妄想のある母親を引き取って同居を始め、1か月が経過した。最近、Dさんは、「この苦労は体験した人でないとわからない。誰にも愚痴をいえないが、どうしたらいいか」と言うようになった。
Dさんの相談に対する介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:かかりつけ医に相談するように勧める。
2:母親を施設へ入所させてはどうかと勧める。
3:家族介護者の会を紹介する。
4:介護教室で介護技術を学ぶように勧める。
5:誰でもそう思う時期があると慰める。
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