Home > 第26回(平成25年度)試験問題と解答・解説 > 介護の基本

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介護の基本

第26回-問題17

内閣府が2011年度(平成23年度)に実施した、「高齢者の経済生活に関する意識調査」における「世話の費用」に関する回答の中で、最も多かったものを1つ選びなさい。

1:資産の売却(担保を含む)等でまかなうことになると思う。

2:子どもからの経済的な援助を受けることになると思う。

3:特に用意しなくても年金等の収入でまかなうことができると思う。

4:その場合に必要なだけの貯蓄は用意していると思う。

5:貯蓄だけでは足りないが、自宅などの不動産を担保にお金を借りてまかなうことになると思う。

(注)「世話の費用」とは、「子どもに介護などの世話を受けたり、老人ホームに入居したり、在宅でホームヘルプサービスを受けたりする場合の費用」のことである。

解答と解説

第26回-問題18

社会福祉士および介護福祉士法における介護福祉士に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1:介護福祉士の業務を社会福祉士が行うことは禁じられている。

2:介護福祉士は、その業務を辞した後は秘密保持義務が解除される。

3:介護福祉士の行う介護は、「入浴、排せつ、食事その他の介護」から「心身の状況に応じた介護」に改正された。

4:介護福祉士は、環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者に対して介護を行うことが規定されている。

5:介護福祉士は、信用失墜行為をした場合、罰則により1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられる。

解答と解説

第26回-問題19

Dさん(98歳、女性)は、介護老人福祉施設に入所している。終末期を迎え、座位が困難でベッドで臥床している。医師は、死に至るまで1週間程度と予測している。呼びかけには目を開けて反応して、表情が変わることもある。食事は、アイスクリームや水分をわずかにとる程度である。
Dさんは、以前からここで最期の時を安らかに過ごしたいと希望している。家族もそれを望んでいて、毎日、居室を訪れている。家族は延命措置を希望していない。
介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:いつもテレビをつけたままにしておく。

2:居室内のポータブルトイレで排泄できるように介助する。

3:家族に、胃ろうの造設を医療関係者に相談するように促す。

4:家族とゆっくりと過ごす時間をもてるように、居室環境を整える。

5:声かけのたびに、頑張って長生きするように励ます。

解答と解説

第26回-問題20

2003年(平成15年)に高齢者介護研究会が示した、「2015年の高齢者介護~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:高齢者介護においては、高齢者の尊厳の保持よりも日常生活における身体的な自立への支援が優先される。

2:介護保険は、高齢者の自立支援を目指すものであるが、その根底にあるのは「介護者の負担の軽減」である。

3:高齢者が施設に入所した場合、環境や集団生活に効率的に適応するように、それまでの生活習慣を見直すことが望ましい。

4:認知症高齢者のケアの基本として、本人の生活の仕方や潜在する力を周囲が大切にしなければならない。

5:介護サービスの質を示す自立支援の効果測定を行う既存の標準的な尺度を、今後とも使用することが望ましい。

解答と解説

第26回-問題21

ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の「活動と参加」に分類される内容として、正しいものを1つ選びなさい。

1:毎日の日課として必要な行為をやり遂げること。

2:ダイニングに来て、食事をする場所だと思い出すこと。

3:料理番組に好物が出ているのを見て、食欲がわくこと。

4:自宅に届いた花を、きれいだと感じること。

5:介護職の意識や行動が利用者に影響を及ぼすこと。

解答と解説

第26回-問題22

介護実践におけるリハビリテーションの考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:自助努力に任せる。

2:生活の視点を重視する。

3:時間を限定して行う。

4:疾病治療を目標とする。

5:リハビリテーション室で集中的に行う。

解答と解説

第26回-問題23

Eさん(70歳、男性)は、介護老人保健施設に入所している。認知症(dementia)はあるが、普段は他の利用者と一緒に穏やかに話をしている。しかし、介護職が食事の準備をしているのを見ると、落ち着きがなくなって食堂をうろうろしたり、大声を出したりすることがある。
Eさんの言動を理解するための介護職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:料理に出た食材を話題にして、季節について質問する。

2:若いころの仕事や生活のことなど、Eさん自身の話を詳しく聞く。

3:認知機能の評価尺度を用いて、認知症(dementia)の程度を確認する。

4:箸の使い方などの食事の動作を見守る。

5:ロールプレイ(role-play)を通して、人とのかかわりを観察する。

解答と解説

第26回-問題24

介護を必要とする人のためのエコ・マップ(ecomap)に記載する情報として、最も重視するものを1つ選びなさい。

1:血圧、脈拍、呼吸及び体温の値

2:性別、年齢、生年月日及び既往症などの情報

3:親、兄弟及び祖父母など、数世代にわたる家族関係

4:利用者や家族を取り巻く様々なシステムとの関係

5:要介護度や生活ニーズ

解答と解説

第26回-問題25

小規模多機能型居宅介護に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1:2012年度(平成24年度)から開始された介護サービスである。

2:管理者は、医師であることが義務付けられている。

3:長期間の宿泊を目的としている。

4:訪問入浴介護のサービス提供を目的としている。

5:地域密着型サービスの1つである。

解答と解説

第26回-問題26

在宅生活を支える各種の介護サービスに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1:訪問介護において、通院介助は生活援助に位置付けられる。

2:短期入所生活介護の利用者は、介護老人福祉施設への入所申し込みをした者に限られる。

3:認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、ADL(Activitiesof Daily Living:日常生活動作)の低下した認知症(dementia)の高齢者は利用できない。

4:夜間対応型訪問介護は、介護福祉士が看護師と同行して支援を行わなければならない。

5:訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて一体的に提供される介護サービスは、複合型サービスである。

解答と解説

第26回-問題27

地域包括支援センターに関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

1:高齢者にかかわるボランティアや民生委員などと連携する。

2:介護福祉士が配置されることになっている。

3:各種介護保険サービスを包括的に提供する。

4:要介護高齢者にかかわるケアマネジメント業務を行う。

5:小学校区ごとに配置されることになっている。

解答と解説

第26回-問題28

利用者の安全を確保するために留意すべきこととして、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:リスクマネジメントは、事故が起きてからその体制を検討する。

2:利用者のけがや事故の原因の1つに、生活を制限されることから生じるストレスがある。

3:施設内では、介護職が取り扱いに慣れた歩行器を優先して使用する。

4:利用者本人に対して、積極的に身体拘束への同意を求める。

5:事故報告書は、管理者以外、閲覧することができないように管理・保管する。

解答と解説

第26回-問題29

社会福祉法人が設置・運営、指定介護老人福祉施設のリスクマネジメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:サービス提供時に事故が発生した場合、損害賠償は市町村が行う。

2:事故のリスクを減らすために、利用者の飲酒・喫煙を禁止する。

3:事故後に家族に連絡・報告した書類を、インシデント報告書という。

4:職員のプライバシーに配慮して、職員名は事故の記録に残さない。

5:事故が発生した場合、速やかに家族に連絡する。

解答と解説

第26回-問題30

2009年度(平成21年度)「不慮の事故死亡統計」(厚生労働省)によると、高齢者の家庭内における不慮の事故による死亡は、溺死、窒息、[ A ]の順で多い。
[ A ]の予防として、適切なものを1つ選びなさい。

1:火災報知機を設置する。

2:滑りにくい床材を使用する。

3:介護者は手洗いを十分に行う。

4:液状の料理は、とろみをつける。

5:脱衣所と浴室の温度差をなくす。

解答と解説

第26回-問題31

ノロウイルス(Norovirus)による感染症に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1:冬より夏に多い。

2:集団感染になることは少ない。

3:感染経路は、主に接触感染である。

4:消毒には、エタノール消毒液が有効である。

5:嘔吐物・便の処理には、マスクを着用する。

解答と解説

第26回-問題32

介護職の腰痛予防に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1:日ごろから、前傾中腰姿勢での介護を心がける。

2:長時間、座位の姿勢をとっても腰に負担がかからない。

3:腰痛予防の体操として、静的ストレッチングが効果的である。

4:シーツ交換時のベッドの高さは、介護職の腰より低くする。

5:介護職の体幹を45度程度ひねって介護する。

解答と解説

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