[事例(問題95から問題97まで共通)]
Fさん(75歳、男性、要支援2)は、70歳の時に脳梗塞で入院した。右片麻痺が残ったが、つえと補装具を利用して室内歩行が介助にて可能となり、3か月後に退院して自宅に戻った。その後週1回の訪問介護を利用しながら、妻(70歳)と2人で生活をしている。Fさんは水分を摂取するとむせることが多い。また頻尿もある。自分で座位を保持でき、出された食事は自分でとることができるが、それ以外は介助が必要である。妻は腰痛の持病があるが、献身的にFさんの介護に努めている。
最近、訪問介護員が訪問すると、Fさんのトイレまでの介助を妻はかろうじて行っており、Fさんはベッドに臥床している状態が多くみられるようになってきた。
答:5
1:誤り。訪問介護員が、訪問介護の訪問日数を増やすことはできない。
2:誤り。介助があれば排泄できる状態なので、おむつの使用を提案することは適切ではない。
3:誤り。昼の介護を放棄するような提案することは不適切である。
4:誤り。根拠のない励ましを行うことは適切とはいえない。
5:正しい。他のサービスの利用などをケアマネジャーと相談するよう提案することは適切である。