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力学
H21後期-問31
力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:力の大きさ、力の向き、力の作用点を力の三要素という。
2:二つの力が一直線上に作用するときは、その合力の大きさは、それらの力の大きさの積で求められる。
3:物体の一点に二つ以上の力が働いているとき、その二つ以上の力をそれと同じ効果をもつ一つの力にまとめることができる。
4:作用と反作用とは、同じ直線上で作用し、大きさが等しく、向きが反対である。
5:力のモーメントの大きさは、力の大きさが同じであれば腕の長さに比例する。
H21後期-問32
図のような「てこ」を使用して、質量60kgの荷を持ち上げたとき、これを支えるために必要な力Fは次のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、「てこ」の質量は考えないものとする。
1:15N
2:15kN
3:196N
4:196kN
5:294N
H21後期-問33
物体の質量又は比重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:鉛1m3の質量は、コンクリート1m3の質量の3倍である。
2:物体の体積をV、その物体の単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められる。
3:鋼の比重は、およそ7.8である。
4:形状が立方体で材質が同じ物体では、各辺の長さが2倍になると質量は8倍になる。
5:アルミニウム1m3の質量と水2.7m3の質量はほぼ同じである。
H21後期-問34
物体の安定に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:静止している物体に手で力を加えて少し傾け、手を離したとき、その物体が元の位置に戻ろうとする場合、その物体は安定な状態という。
2:安定な状態にある物体であっても、すわりが良い状態とすわりが悪い状態とがある。
3:物体を床面上に置いた場合、一般に、重心が低くなるように置いたときほど安定性が良い。
4:直方体の物体の置き方を変える場合、物体の底面積が小さくなると安定性は悪くなる。
5:物体を少し傾けた場合に、重心を通る鉛直線が物体の底面より外側にあれば、物体は倒れない。
H21後期-問35
クレーンのジブが作業半径30mで2分間に1回転するとき、このジブ先端のおよその速さは、次のうちどれか。
1:1.3m/s
2:1.6m/s
3:1.8m/s
4:2.2m/s
5:3.1m/s
H21後期-問36
図のように、水平な床面に置いた質量100kgの物体を床面に沿って引っ張るとき、動きはじめる直前のおよその力Fは次のうちどれか。
ただし、接触面の静止摩擦係数は、0.4とする。
1:40N
2:50N
3:98N
4:392N
5:490N
H21後期-問37
荷重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:クレーンの巻上げドラムの軸には、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
2:クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
3:クレーンのフックには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
4:材料を押し縮めるように働く荷重をせん断荷重という。
5:一箇所又は非常に狭い面積に作用する荷重を集中荷重という。
H21後期-問38
50mm×80mmの長方形断面の角材に8kNの引張荷重が作用するときの引張応力は、次のうちどれか。
1:1N/mm2
2:2N/mm2
3:4N/mm2
4:8N/mm2
5:16N/mm2
H21後期-問39
図のように質量30tの荷を、4本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、使用することができる最小径のワイヤロープは、次のうちどれか。
ただし、4本のワイヤロープには均等に荷重がかかるものとし、また、ワイヤロープの切断荷重は、それぞれに記載したとおりとする。
1:ワイヤロープの直径(mm)=28 切断荷重(kN)=359
2:ワイヤロープの直径(mm)=30 切断荷重(kN)=412
3:ワイヤロープの直径(mm)=32 切断荷重(kN)=469
4:ワイヤロープの直径(mm)=36 切断荷重(kN)=593
5:ワイヤロープの直径(mm)=40 切断荷重(kN)=732
H21後期-問40
図のように一体となっている滑車A及びBがあり、Aに質量5tの荷をかけたとき、この荷を支えるために必要なBにかける力Fは次のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量と摩擦は考えないものとする。
1:20kN
2:24kN
3:28kN
4:32kN
5:36kN
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