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R4前期-問30

感電及びその防止に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:人体は身体内部の電気抵抗が皮膚の電気抵抗よりも大きいため、電気火傷の影響は皮膚深部には及ばないが、皮膚表面は極めて大きな傷害を受ける。

2:接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電の危険を小さくする効果がある。

3:100Vの電圧では、感電しても死亡する危険はないが、負傷する危険はある。

4:接地線には、できるだけ電気抵抗の大きな電線を使った方が丈夫で、安全である。

5:感電による危険を電流と時間の積によって評価する場合、一般に、500ミリアンペア秒が安全限界とされている。

答:2

1:誤り。身体内部の電気抵抗は一般的に500Ω程度だが、皮膚の抵抗は乾湿状態などにより大きく変動する。電気火傷は外部からの熱源による火傷と同様に人体細胞を破壊させるほか、皮膚の深くまで及ぶことがあるので危険である。

2:正しい。接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電の危険を小さくする効果がある。

3:誤り。100V以下の電圧であっても、感電によって人体を流れる電流が大きいと死亡することがある。

4:誤り。接地抵抗は小さいほど良いので、接地線は十分な太さのものを使用する必要がある。

5:誤り。感電による危険を電流と時間の積によって評価する場合、一般に、50ミリアンペア秒が安全限界とされている。

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