Home > クレーン及びデリック > R3後期-問5

R3後期-問5

クレーンの安全装置などに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:玉掛け用ワイヤロープの外れ止め装置は、シーブから玉掛け用ワイヤロープが外れるのを防止するための装置である。

2:レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻上げ過ぎ及び巻下げ過ぎの両方の位置制限を1個のリミットスイッチで行うことができる。

3:直働式巻過防止装置のうち重錘形リミットスイッチ式のものは、ワイヤロープを交換した後の作動位置の再調整が必要である。

4:天井クレーンなどでは、運転室からクレーンガーダへ上がる階段の途中にフートスイッチを設け、点検などの際に階段を上がると主回路が開いて感電災害を防ぐようになっているものがある。

5:レールクランプは、屋外に設置された走行クレーンが作業中に突風などにより逸走することを防止する装置で、走行路の定められた係留位置で短冊状金具を地上の基礎に落し込むことによりクレーンの逸走を防止する。

答:4

1:誤り。玉掛け用ワイヤロープの外れ止め装置は、フックから玉掛け用ワイヤロープが外れるのを防止するための装置である。

2:誤り。レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻下げ過ぎの位置制限を行うことができない。

3:誤り。直働式巻過防止装置では、ワイヤロープを交換した後のリミットスイッチの接点の作動位置の再調整は必要ないが、間接式巻過防止装置では再調整が必要である。

4:正しい。天井クレーンなどでは、運転室からクレーンガーダへ上がる階段の途中にフートスイッチを設け、点検などの際に階段を上がると主回路が開いて感電災害を防ぐようになっているものがある。

5:誤り。レールクランプは、屋外に設置されたクレーンが作業中に突風などにより逸走することを防止する装置で、走行路の任意の位置で走行レールの頭部側面を挟むか、又は走行レールの頭部上面に押付けてその摩擦力でクレーンの逸走を防止する。アンカーは、屋外に設置されたクレーンが作業停止時に暴風などにより逸走することを防止する装置で、走行路の定められた係留位置で短冊状金具により固定して逸走を防止する。

スポンサーリンク

Home > クレーン及びデリック > R3後期-問5

Page Top

© 2011-2023 過去問.com