次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。
1:ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ
2:リンクの断面の直径の減少が、当該つりチェーンが製造されたときの当該リンクの断面の直径の9%のつりチェーン
3:直径の減少が公称径の8%のワイヤロープ
4:使用する際の安全係数が4となるフック
5:エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイを備えていないもの
答:2
1:誤り。ワイヤロープ1よりの間において素線(フイラ線を除く。以下同じ。)の数の10%以上の素線が切断しているワイヤロープを、クレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛用具として使用してはならない。
2:正しい。リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の10%をこえるつりチェーンを、クレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛用具として使用してはならない。
3:誤り。直径の減少が公称径の7%をこえるワイヤロープを、クレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛用具として使用してはならない。
4:誤り。クレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛用具であるフック又はシャックルの安全係数については、5以上でなければ使用してはならない。
5:誤り。エンドレスでないワイヤロープ又はつりチェーンについては、その両端にフック、シャックル、リング又はアイを備えているものでなければクレーン、移動式クレーン又はデリックの玉掛用具として使用してはならない。