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H30後期-問10

クレーンの運転時の取扱い方法及び注意事項に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:インバーター制御のクレーンは、低速から高速まで無段階に精度の高い速度制御ができるので、インチング動作をせずに微速運転で位置を合わせることができる。

2:床上操作式クレーンでつり荷を移動させるときは、つり荷の運搬経路及び荷下ろし位置の安全確認のため、つり荷の前方に立ち、つり荷とともに歩くようにする。

3:つり荷を下ろしたときに玉掛用ワイヤロープが挟まり手で抜けなくなった場合は、周囲に人がいないことを確認してから、クレーンのフックの巻上げによって荷から引き抜く。

4:停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、慣性で移動を続けるつり荷が振り切れた後、ホイストの真下に戻ってきたときに再び移動のスイッチを入れ、その直後に移動のスイッチを切り、つり荷を停止させる手順で行う。

5:無線操作式クレーンで、運転者自身が玉掛作業を行うときは、必要な運転作業に迅速に対応できるよう、制御器は電源スイッチを「入」にした状態で、他の者が操作できない場所に置いておく。

答:1

1:正しい。インバーター制御のクレーンは、低速から高速まで無段階に精度の高い速度制御ができるので、インチング動作をせずに微速運転で位置を合わせることができる。

2:誤り。床上操作式クレーンでつり荷を移動させるときは、つり荷の後方又は横の位置に立ち、つり荷について歩くようにする。

3:誤り。クレーン等の巻上げ運転で玉掛用ワイヤロープを抜いてはならない。

4:誤り。停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、慣性で移動を続けるつり荷が振り切れる直前に、再び移動のスイッチを瞬時入れ、つり荷を停止させる手順で行う。

5:誤り。無線操作式クレーンで、運転者自身が玉掛作業を行うときは、制御器の操作スイッチなどへの接触による誤動作を防止するため、制御器の電源スイッチを切っておく。

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