クレーンの給油及び点検の記述に関し、適切でないものは次のうちどれか。
1:減速機箱の油浴式給油装置の油が白く濁っている場合は、水分が多く混入しているおそれがある。
2:ワイヤロープは、シーブ通過により繰り返し曲げを受ける部分、ロープ端部の取付け部分などに重点を置いて点検する。
3:軸受にグリースを給油する間隔は、平軸受(滑り軸受)では毎日1回程度、転がり軸受では6か月に1回程度を目安とする。
4:ワイヤロープには、ロープ専用のグリースを塗布する。
5:グリースカップ式の給油方法は、グリースカップから一定の圧力で自動的にグリースが圧送されるので、給油の手間がかからない。
答:5
1:正しい。減速機箱の油浴式給油装置の油が白く濁っている場合は、水分が多く混入しているおそれがある。
2:正しい。ワイヤロープは、シーブ通過により繰り返し曲げを受ける部分、ロープ端部の取付け部分などに重点を置いて点検する。
3:正しい。軸受にグリースを給油する間隔は、平軸受(滑り軸受)では毎日1回程度、転がり軸受では6か月に1回程度を目安とする。
4:正しい。ワイヤロープには、ロープ専用のグリースを塗布する。
5:誤り。グリースカップ式やグリースガン式の給油は、集中給油式と比較して手間がかかる。