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H26前期-問21

クレーンの電動機の始動方法又は速度制御方式に関し、次のうち誤っているものはどれか。

1:かご形三相誘導電動機では、電源回路にリアクトルやサイリスターを挿入し電動機の始動電流をおさえて、緩始動を行う方法がある。

2:巻線形三相誘導電動機の二次抵抗制御は、電動機の回転子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変えることにより速度制御を行う。

3:巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、90kW程度以下の電動機の速度制御に用いられるが、高頻度のクレーンには適さない。

4:巻線形三相誘導電動機の渦電流ブレーキ制御は、電気的なブレーキのためブレーキライニングのような消耗部分がなく、制御性も優れている。

5:巻線形三相誘導電動機のダイナミックブレーキ制御は、電動機一次側を直流励磁して制御するもので、つり荷が極めて軽い場合でも低速での巻下げができる。

答:5

1:正しい。かご形三相誘導電動機では、電源回路にリアクトルやサイリスターを挿入し電動機の始動電流をおさえて、緩始動を行う方法がある。

2:正しい。巻線形三相誘導電動機の二次抵抗制御は、電動機の回転子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変えることにより速度制御を行う。

3:正しい。巻線形三相誘導電動機の電動油圧押上機ブレーキ制御は、90kW程度以下の電動機の速度制御に用いられるが、高頻度のクレーンには適さない。

4:正しい。巻線形三相誘導電動機の渦電流ブレーキ制御は、電気的なブレーキのためブレーキライニングのような消耗部分がなく、制御性も優れている。

5:誤り。巻線形三相誘導電動機のダイナミックブレーキ制御は、電動機一次側に直流励磁を加えて制動力を得て速度制御をするものであり、つり荷が軽すぎる場合には低速での巻下げができない。

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