令和7年前期-問38

図のように質量10㎏の荷を同じ長さの2本のロープを用いて2人でそれぞれ鉛直線に対し30°の角度で引き上げ支えているとき、1人がロープを引く力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、左右のロープの張力は同じとし、ロープの質量は考えないものとする。

1:5N

2:12N

3:50N

4:57N

5:114N

★みんなの正解率55.1%

答:4

令和7年前期-問38の情報

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カテゴリ力学
出題分野ワイヤロープの張力計算
類似問題の出題率(令和7年前期まで)
過去5回100.0%前回~5回前100.0%
過去10回100.0%6回前~10回前100.0%
過去15回100.0%11回前~15回前100.0%
過去20回100.0%16回前~20回前100.0%
過去25回92.0%21回前~25回前60.0%
過去30回83.3%26回前~30回前40.0%
過去35回71.4%31回前~35回前0.0%
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令和7年前期-問38

令和6年後期-問38 下記に掲げるAからDまでの図のとおり、同一形状で質量が異なる四つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープ(以下、本問において「ワイヤロープ」という。)を用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、これらの荷を、1本のワイヤロープにかかる張力の値が小さい順に並べたものは1~5のうちどれか。ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
令和6年前期-問38 下記に掲げるAからCまでの図のとおり、同一形状で質量が異なる三つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは1~5のうちどれか。ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
令和5年後期-問38 図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる三つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、これらの荷を、1本のワイヤロープにかかる張力の値が小さい順に並べたものは1~5のうちどれか。ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
令和5年前期-問38 図のように、直径1m、高さ1mのアルミニウム製の円柱を同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度90°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、アルミニウムの1m3当たりの質量は2.7t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
令和4年後期-問38 図のように、直径1m、高さ0.5mの鋳鉄製の円柱を同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、鋳鉄の1m3当たりの質量は7.2t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
令和4年前期-問39 図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる3つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは1~5のうちどれか。 ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
令和3年後期-問39 図AからDのとおり、同一形状で質量が異なる4つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは1~5のうちどれか。 ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
令和3年前期-問38 図のような形状のコンクリート製の直方体を同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度90°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、コンクリートの1m3当たりの質量は2.3t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
令和2年後期-問38 図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる3つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは1~5のうちどれか。 ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
令和2年前期-問38 図のように、直径1m、高さ2mのコンクリート製の円柱を同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、コンクリートの1m3当たりの質量は2.3t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
令和元年後期-問38 図のような形状のアルミニウム製の直方体を同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、アルミニウムの1m3当たりの質量は2.7t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
平成31年前期-問38 図のように、直径1m、高さ0.5mの鋳鉄製の円柱を同じ長さの2本の玉掛用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、鋳鉄の1m3当たりの質量は7.2t、重力の加速度は9.8m/s2とする。 また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
平成30年後期-問38 直径1m、高さ2mのコンクリート製の円柱を同じ長さの2本の玉掛用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、コンクリートの1m3当たりの質量は2.3t、重力の加速度は9.8m/s2とする。 また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
平成30年前期-問38 図のような形状の鋳鉄製の直方体を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、鋳鉄の1m3当たりの質量は7.2t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
平成29年後期-問38 図のような形状のコンクリート製の直方体を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度70°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、コンクリートの1m3当たりの質量は2.3t、重力の加速度は9.8m/S2、cos35°=0.82とし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
平成29年前期-問38 直径1m、高さ1mのコンクリート製の円柱を2本の玉掛用ワイヤロープを用いてつり角度80°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、コンクリートの1m3当たりの質量は2.3t、重力の加速度は9.8m/s2、cos40°=0.77とし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
平成28年後期-問38 直径1m、高さ2mのコンクリート製の円柱を2本の玉掛用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは、次の1~5のうちどれか。 ただし、コンクリートの1m3当たりの質量は2.3t、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成28年前期-問40 図のように、質量4tの荷を2本の玉掛け用ワイヤーロープを用いてつり角度30°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2、cos15°=0.96とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成27年後期-問37 図のように、質量16tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2、cos30°=0.86とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成27年前期-問38 図のように、質量16tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは、1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成26年後期-問39 図のように、質量16tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープ用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成26年前期-問40 図のように、質量4tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度90°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは、1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成24年後期-問39 図のように、質量5tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは、1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
平成23年後期-問38 図のように、質量10tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは、1~5のうちどれか。 ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。

覚えよう!

ロープ1本に掛かる張力=質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数

重力の加速度=9.8m/s2

つり角度60°の場合の張力係数=1.16

10kg÷2本×9.8m/s2×1.16=56.84N≒57N

ポイント

新しい出題パターンですが、これまでの荷を三角につった問題と考え方は同じです。まどわされないように。

注意点は、鉛直線に対して各ロープが30°の角度であるため、60°の張力係数を使用しなければならないことです(三角につった問題で頂角が60°の場合と同じ)。

◆玉掛け用ワイヤロープのつり角度による張力係数

つり角度 張力係数
1.00
30° 1.04
60° 1.16
90° 1.41
120° 2.00