クレーンの運転時の取扱い方法及び注意事項に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
1:床上操作式クレーンでつり荷を移動させるときは、つり荷の運搬経路及び荷下ろし位置の安全確認のため、つり荷の前方に立ち、つり荷とともに歩くようにする。
2:無線操作方式のクレーンで、運転者自身が玉掛け作業を行うときは、必要な運転作業に迅速に対応できるよう、制御器は電源スイッチを「入」にした状態で、他の者が操作できない場所に置いておく。
3:巻上げ操作による荷の横引きを行うときは、周囲に人がいないことを確認してから行う。
4:ジブクレーンで荷をつるときは、マストやジブのたわみにより作業半径が大きくなるので、定格荷重に近い質量の荷をつる場合には、つり荷の質量が、たわみにより大きくなったときの作業半径における定格荷重を超えないことを確認する。
5:停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、慣性で移動を続けるつり荷が振り切れた後、ホイストの真下に戻ってきたときに再び移動のスイッチを入れ、その直後に停止する手順で行う。
★みんなの正解率79.2%
答:4
覚えよう!
- 床上操作式クレーンでつり荷を移動させるときは、つり荷の後方又は横の位置に立ち、つり荷について歩くようにする。
- 無線操作方式のクレーンで、運転者自身が玉掛作業を行うときは、制御器の操作スイッチなどへの接触による誤動作を防止するため、制御器の電源スイッチを切っておく。
- 巻上げ操作による荷の横引きをしてはならない。
- ジブクレーンで荷をつるときは、マストやジブのたわみにより作業半径が大きくなるので、定格荷重に近い質量の荷をつる場合には、つり荷の質量が、たわみにより大きくなったときの作業半径における定格荷重を超えないことを確認する。
- 停止時の荷振れを防止するために行う追いノッチは、移動を続けるつり荷が目標位置の少し手前まで来たときに移動の操作を一旦停止し、慣性で移動を続けるつり荷が振り切れる直前に再び移動のスイッチを入れ、その直後に移動のスイッチを切り、つり荷を停止させる手順で行う。