図AからDのとおり、同一形状で質量が異なる4つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは1~5のうちどれか。
ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
張力 大 → 小
1:A B C D
2:A C B D
3:B A D C
4:C A D B
5:D B A C
答:4
ワイヤロープ1本に掛かる張力=質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数
A=6t÷2本×9.8m/s2×1.04=30.576kN
B=4t÷2本×9.8m/s2×1.16=22.736kN
C=5t÷2本×9.8m/s2×1.41=34.545kN
D=3t÷2本×9.8m/s2×2.00=29.4kN
玉掛け用ワイヤロープのつり角度による張力係数
つり角度 0度 張力係数 1.00
つり角度 30度 張力係数 1.04
つり角度 60度 張力係数 1.16
つり角度 90度 張力係数 1.41
つり角度 120度 張力係数 2.00