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R3後期-問7

クレーンのブレーキに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:電動油圧押上機ブレーキは、油圧により押上げ力を得て制動を行い、ばねの復元力によって制動力を解除する。

2:ディスクブレーキは、ディスクをブレーキ片(パッド)で両側からはさみ付けて制動する構造のものであるが、ディスクが過熱しやすいため、ドラム形ブレーキなどに比べ、装置全体を小型化することができない。

3:電磁式バンドブレーキは、ブレーキドラムの周りにバンドを巻き付け、電磁石に電流を通じることにより締め付けて制動する。

4:足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン及びこれらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなくなることがある。

5:つり上げ装置のブレーキの制動トルクの値は、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の120%に調整する。

答:4

1:誤り。電動油圧押上機ブレーキは、ばねの力で制動を行い、油圧によって押上げ力を得て制動力を解除する。

2:誤り。ディスクブレーキは、ディスクをブレーキ片(パッド)で両側からはさみ付けて制動する構造のもので、ディスクの冷却効果がよく、比較的小型にすることができる。

3:誤り。電磁バンドブレーキは、ブレーキドラムの周りにバンドを巻き付け、バンドを締め付けて制動する構造で、電磁石に電流を通じると制動力が開放される。

4:正しい。足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン及びこれらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなくなることがある。

5:誤り。つり上げ装置のブレーキの制動トルクの値は、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の150%以上に調整する。

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