図AからCのとおり、同一形状で質量が異なる3つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは1~5のうちどれか。
ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
張力 大→小
1:A B C
2:B A C
3:B C A
4:C A B
5:C B A
答:5
ワイヤロープ1本に掛かる張力=質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数
A=20t÷2本×9.8m/s2×1.16=113.68kN
B=19t÷2本×9.8m/s2×1.41=131.271kN
C=18t÷2本×9.8m/s2×2.00=176.4kN
玉掛け用ワイヤロープのつり角度による張力係数
つり角度 0度 張力係数 1.00
つり角度 30度 張力係数 1.04
つり角度 60度 張力係数 1.16
つり角度 90度 張力係数 1.41
つり角度 120度 張力係数 2.00