図のような形状の鋳鉄製の直方体を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。
ただし、鋳鉄の1m3当たりの質量は7.2t、重力の加速度は9.8m/s2とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
1:18kN
2:20kN
3:25kN
4:35kN
5:41kN
答:2
ワイヤロープ1本に掛かる張力=質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数
つり荷の質量=7.2t×1×1×0.5=3.6t=3,600kg
つり角度60°の場合の張力係数=1.16
3,600kg×9.8m/s2×1.16÷2本=20,462.4N=20.462kN