デリックの取扱いに関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:運転中、フリートアングルが大きく、ドラムにワイヤロープが乱巻きになりそうになったら、角材等でワイヤロープをガイドして乱巻きにならないようにする。
2:運転中、停電になったときは、ドラムの爪車に止め金を掛け、クラッチを外し、スイッチを切って送電を待つようにする。
3:巻過防止装置や巻過警報装置がないデリックは、ワイヤロープにつけてある目印に注意して運転する。
4:運転中はデリックの各部の異常な音、振動、発熱及び臭気に注意し、異常を感じたら直ちに運転を中止する。
5:瞬間風速が毎秒30mを超えるおそれがあるときは、ブームの動揺によるデリックの破損を防止するためブームを堅牢な構造物に預けて固定する。
答:1
1:誤り。フリートアングルの値は、溝付きドラムの場合は4°以内、溝付きでないドラムの場合は2°以内でなければならない。
2:正しい。運転中、停電になったときは、ドラムの爪車に止め金を掛け、クラッチを外し、スイッチを切って送電を待つようにする。
3:正しい。巻過防止装置や巻過警報装置がないデリックは、ワイヤロープにつけてある目印に注意して運転する。
4:正しい。運転中はデリックの各部の異常な音、振動、発熱及び臭気に注意し、異常を感じたら直ちに運転を中止する。
5:正しい。瞬間風速が毎秒30mを超えるおそれがあるときは、ブームの動揺によるデリックの破損を防止するためブームを堅牢な構造物に預けて固定する。