ボイラーの腐食、劣化及び損傷に関し、次のうち適切なものはどれか。
1:圧壊は、円筒又は球体の部分が外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象で、火炎に触れる胴の底部などに生じる。
2:苛性ぜい化は、熱負荷の高いところの管壁とスケールとの間で水酸化ナトリウムの濃度が高くなりすぎたときに生じる局部腐食である。
3:ピッチングは、米粒から豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する二酸化炭素の作用により生じる。
4:グルービングは、主としてボイラー水に溶存する酸素の作用により生じる細長く連続した溝状の腐食で、曲げ応力や溶接による応力が大きく作用する箇所に生じる。
5:膨出は、火炎が触れる部分などが腐食により強度が低下して、外側に膨れ出る現象である。
答:4
★みんなの正解率39.4%
覚えよう!
- 圧壊は、円筒又は球体の部分が外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象で、過熱された炉筒上面などに生じる。
- 苛性ぜい化は、管と管穴の間などの狭い隙間にボイラー水が浸入し、濃縮されてアルカリ濃度が高くなったときに、金属面の結晶粒界に割れが生じる現象である。アルカリ腐食は、熱負荷の高いところの管壁とスケールとの間で水酸化ナトリウムの濃度が高くなりすぎたときに生じる。
運営より(2026/2/13)
お問い合わせをいただきましたので補足です。
苛性ぜい化とアルカリ腐食は、どちらも水酸化ナトリウムなどの高濃度アルカリによって起こりますが、その現象は異なります。苛性ぜい化は応力の作用による腐食割れを生じるのに対し、アルカリ腐食は金属の溶解による減肉を伴う一般的な腐食です。
苛性ぜい化の過去問で、説明が正しい場合は「割れ」が必ず入っていますので注目してみてください。
- ピッチングは、米粒から豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する酸素の作用により生じる。
- グルービングは、主としてボイラー水に溶存する酸素の作用により生じる細長く連続した溝状の腐食で、曲げ応力や溶接による応力が大きく作用する箇所に生じる。
- 膨出は、火炎が触れる部分などが過熱により強度が低下して、外側に膨れ出る現象である。