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R4保安管理技術-問7

次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、蒸発器について正しいものはどれか。

イ.冷蔵用の空気冷却器では、庫内温度と蒸発温度との平均温度差は通常5~10K程度にする。この値が大き過ぎると、蒸発温度を高くする必要があり、装置の成績係数が低下する。

ロ.プレートフィンチューブ冷却器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路を狭め、風量が減少する。また同時に、霜の熱伝導率が小さいため伝熱が妨げられ、蒸発圧力が低下し、圧縮機の能力が低くなる。

ハ.ホットガス除霜方式は、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、霜が厚くならないうちに、冷媒ガスの顕熱だけを用いて、早めに霜を融解させる除霜方法である。

ニ.大きな容量の乾式蒸発器では、多数の冷却管に均等に冷媒を分配させるためにディストリビュータ(分配器)を取り付けるが、ディストリビュータでの圧力降下分だけ膨張弁前後の圧力差が小さくなるために、膨張弁の容量は小さくなる。

1:イ、ロ

2:イ、ハ

3:イ、ニ

4:ロ、ハ

5:ロ、ニ

答:5

イ.誤り。冷蔵用の空気冷却器では、庫内温度と蒸発温度との平均温度差は通常5~10K程度にする。この値が大き過ぎると、蒸発温度を低くする必要があり、装置の成績係数が低下する。

ロ.正しい。プレートフィンチューブ冷却器のフィン表面に霜が厚く付着すると、空気の通路を狭め、風量が減少する。また同時に、霜の熱伝導率が小さいため伝熱が妨げられ、蒸発圧力が低下し、圧縮機の能力が低くなる。

ハ.誤り。ホットガス除霜方式は、圧縮機から吐き出される高温の冷媒ガスを蒸発器に送り込み、霜が厚くならないうちに、冷媒ガスの顕熱と凝縮潜熱を用いて、早めに霜を融解させる除霜方法である。

ニ.正しい。大きな容量の乾式蒸発器では、多数の冷却管に均等に冷媒を分配させるためにディストリビュータ(分配器)を取り付けるが、ディストリビュータでの圧力降下分だけ膨張弁前後の圧力差が小さくなるために、膨張弁の容量は小さくなる。

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