次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、据付けおよび試験について正しいものはどれか。
イ.耐圧試験は、耐圧強度を確認するための試験であり、被試験品の破壊の有無を確認しやすいように、体積変化の大きい気体を用いて試験を行わなくてはならない。
ロ.真空試験は、法規で定められたものではないが、装置全体からの微量な漏れを発見できるため、気密試験の前に実施する。
ハ.圧縮機の据付けにおいて、圧縮機の加振力による動荷重も考慮し、十分に質量をもたせたコンクリート基礎を地盤に築き、固定する。
ニ.冷凍装置に使用する冷凍機油は、圧縮機の種類、冷媒の種類などによって異なり、特に常用の蒸発温度に注意して冷凍機油を選定する必要がある。
1:イ、ロ
2:イ、ハ
3:ロ、ハ
4:ロ、ニ
5:ハ、ニ
答:5
イ.誤り。耐圧試験は、耐圧強度を確認するための試験であるが、体積変化の小さい水その他の安全な液体を使用して行う。「水その他の安全な液体を使用することが困難であると認められるときは、空気、窒素等の気体を使用して許容圧力の1.25倍以上の圧力で行うことができる。」と定められている。
ロ.誤り。真空試験は、法規で定められたものではないが、装置全体からの微量な漏れを発見できるため、気密試験の後に実施する。
ハ.正しい。圧縮機の据付けにおいて、圧縮機の加振力による動荷重も考慮し、十分に質量をもたせたコンクリート基礎を地盤に築き、固定する。
ニ.正しい。冷凍装置に使用する冷凍機油は、圧縮機の種類、冷媒の種類などによって異なり、特に常用の蒸発温度に注意して冷凍機油を選定する必要がある。
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