次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、圧力容器などについて正しいものはどれか。
イ.冷媒がフルオロカーボンの場合には、2%を超えるマグネシウムを含有したアルミニウム合金は使用できない。
ロ.一般の鋼材の低温脆性による破壊は、低温で切り欠きなどの欠陥があり、引張りまたはこれに似た応力がかかっている場合に、繰返し荷重が引き金になってゆっくりと発生する。
ハ.許容圧力は冷凍設備において現に許容する最高の圧力であって、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち、いずれか低いほうの圧力をいう。
ニ.円筒胴の直径が小さいほど、また、円筒胴の内側にかかっている内圧が高いほど、円筒胴の必要とする板厚は厚くなる。
1:イ、ハ
2:イ、ニ
3:ロ、ハ
4:ロ、ニ
5:イ、ハ、ニ
答:1
イ.正しい。冷媒がフルオロカーボンの場合には、2%を超えるマグネシウムを含有したアルミニウム合金は使用できない。
ロ.誤り。一般の鋼材の低温脆性による破壊は、低温で切り欠きなどの欠陥があり、引張りまたはこれに似た応力がかかっている場合に、衝撃荷重などが引き金になって、降伏点以下の低荷重のもとでも突発的に発生する。
ハ.正しい。許容圧力は冷凍設備において現に許容する最高の圧力であって、設計圧力または腐れしろを除いた肉厚に対応する圧力のうち、いずれか低いほうの圧力をいう。
ニ.誤り。円筒胴の直径が大きいほど、また、円筒胴の内側にかかっている内圧が高いほど、円筒胴の必要とする板厚は厚くなる。
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