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H29法令-問7

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいものはどれか。

イ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

ロ.冷媒ガスの種類に応じて定められた数値(C)は、冷媒ガスの圧縮機(遠心式圧縮機以外のもの)を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

ハ.発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、冷媒ガスの圧縮機(遠心式圧縮機以外のもの)を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

1:イ

2:イ、ロ

3:イ、ハ

4:ロ、ハ

5:イ、ロ、ハ

答:2

イ.正しい。遠心式圧縮機を使用する製造設備にあっては、当該圧縮機の原動機の定格出力1.2キロワットをもって1日の冷凍能力1トンとする。
よって、圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
冷凍保安規則 第五条

ロ.正しい。冷規第5条第一号から三号に掲げる製造設備(遠心式圧縮機を使用する製造設備、吸収式冷凍設備、自然環流式冷凍設備及び自然循環式冷凍設備)以外の製造設備にあっては、次の算式によるものをもって1日の冷凍能力とする。
 R=V÷C
  R 1日の冷凍能力(単位 トン)の数値
  V 圧縮機の標準回転速度における1時間のピストン押しのけ量(単位 立方メートル)の数値
  C 冷媒ガスの種類に応じて定められた数値
よって、冷媒ガスの種類に応じて定められた数値(C)は、冷媒ガスの圧縮機(遠心式圧縮機以外のもの)を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
冷凍保安規則 第五条

ハ.誤り。吸収式冷凍設備にあっては、発生器を加熱する1時間の入熱量27,800kJをもって1日の冷凍能力1トンとする。よって、発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能カの算定に必要な数値の一つである。
冷凍保安規則 第五条

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