次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、自動制御機器について、正しいものはどれか。
イ.蒸発器の熱負荷変動に対応して、蒸発器出口の冷媒過熱度を5K前後に制御するために、最大熱負荷に対して2倍程度の定格容量の膨張弁を選定する必要がある。
ロ.外部均圧形温度自動膨張弁は、蒸発器やディストリビュータの圧力降下が大きな場合に利用されるが、蒸発器出口の圧力を外部均圧管で、膨張弁のダイヤフラム面に伝える構造になっている。
ハ.温度自動膨張弁は過熱度を制御するために、蒸発器出口冷媒の温度を膨張弁の感温筒で検出する。感温筒の取付け場所としては、冷却コイル出口ヘッダが適切である。
ニ.凝縮圧力調整弁は、凝縮器の圧力が設定圧力以下にならないように凝縮器から流出する冷媒液を絞る。
1:イ、ロ
2:イ、ハ
3:ロ、ハ
4:ロ、ニ
5:ハ、ニ
答:4
イ.誤り。蒸発器の熱負荷変動に対応して、蒸発器出口の冷媒過熱度を5K前後に制御するために、最大熱負荷に対して大き過ぎず小さ過ぎない容量の膨張弁を選定する必要がある。
ロ.正しい。外部均圧形温度自動膨張弁は、蒸発器やディストリビュータの圧力降下が大きな場合に利用されるが、蒸発器出口の圧力を外部均圧管で、膨張弁のダイヤフラム面に伝える構造になっている。
ハ.誤り。温度自動膨張弁は過熱度を制御するために、蒸発器出口冷媒の温度を膨張弁の感温筒で検出する。感温筒を冷却コイル出口ヘッダや吸込み管の液のたまりやすい所に取り付けると、正しい温度を検出できない。
ニ.正しい。凝縮圧力調整弁は、凝縮器の圧力が設定圧力以下にならないように凝縮器から流出する冷媒液を絞る。
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