次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、安全装置について正しいものはどれか。
イ.すべての圧縮機には安全弁の取付けが義務づけられているが、その口径は冷凍装置の冷凍能力に応じて定められている。
ロ.容器に取り付ける安全弁の口径は、容器の外径、容器の長さおよび冷媒の種類ごとに高圧部、低圧部に分けて定められた定数によって決まる。
ハ.溶栓はシェル形凝縮器の高温の圧縮機吐出しガスで加熱される部分に取り付け、この温度を感知して、圧力の異常な上昇を防ぐように作動する。
ニ.通常、高圧遮断装置は、安全弁噴出前に圧縮機を停止させ、高圧側圧力の異常な上昇を防止するために取り付けられ、原則として手動復帰式である。
1:イ、ロ
2:イ、ハ
3:イ、ニ
4:ロ、ハ
5:ロ、ニ
答:5
イ.誤り。冷凍能力が20トン以上の圧縮機には安全弁の取付けが義務づけられている。圧縮機に取り付けるべき安全弁の最小径は、ピストン押しのけ量の平方根に冷媒の種類により定められた定数を乗じて求める。
ロ.正しい。容器に取り付ける安全弁の口径は、容器の外径、容器の長さおよび冷媒の種類ごとに高圧部、低圧部に分けて定められた定数によって決まる。
ハ.誤り。溶栓は温度によって溶融するものであるから、圧縮機吐出しガスで加熱される部分に取り付けてはならない。
ニ.正しい。通常、高圧遮断装置は、安全弁噴出前に圧縮機を停止させ、高圧側圧力の異常な上昇を防止するために取り付けられ、原則として手動復帰式である。
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