次のイ、ロ、ハの記述のうち、製造設備がアンモニアを冷媒ガスとする定置式製造設備(吸収式アンモニア冷凍機であるものを除く。)である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について冷凍保安規則上正しいものはどれか。
イ.製造設備を専用機械室に設置している場合は、アンモニアが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じなくてよい。
ロ.圧縮機を設置する室は、冷媒設備からアンモニアが漏えいしたときに、滞留しないような構造としなければならない。
ハ.受液器にガラス管液面計を設ける場合には、その液面計の破損を防止するための措置又は受液器とガラス管液面計とを接続する配管にその液面計の破損による漏えいを防止するための措置のいずれか一方の措置を講じればよい。
1:イ
2:ロ
3:イ、ハ
4:ロ、ハ
5:イ、ロ、ハ
答:2
イ.誤り。毒性ガスの製造設備には、当該ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じなければならない。ただし、吸収式アンモニア冷凍機については、この限りでない。
【冷凍保安規則 第七条】
ロ.正しい。圧縮機、油分離器、凝縮器若しくは受液器又はこれらの間の配管(可燃性ガス又は毒性ガスの製造設備のものに限る。)を設置する室は、冷媒ガスが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならない。
【冷凍保安規則 第七条】
ハ.誤り。受液器にガラス管液面計を設ける場合には、当該ガラス管液面計にはその破損を防止するための措置を講じ、当該受液器(可燃性ガス又は毒性ガスを冷媒ガスとする冷媒設備に係るものに限る。)と当該ガラス管液面計とを接続する配管には、当該ガラス管液面計の破損による漏えいを防止するための措置を講じなければならない。
【冷凍保安規則 第七条】