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H21法令-問6

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいものはどれか。

イ.蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷媒設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

ロ.発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

ハ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

1:イ

2:ハ

3:イ、ロ

4:ロ、ハ

5:イ、ロ、ハ

答:4

イ.誤り。冷規第5条第一号から三号に掲げる製造設備(遠心式圧縮機を使用する製造設備、吸収式冷凍設備、自然環流式冷凍設備及び自然循環式冷凍設備)以外の製造設備にあっては、次の算式によるものをもって1日の冷凍能力とする。
 R=V÷C
  R 1日の冷凍能力(単位 トン)の数値
  V 圧縮機の標準回転速度における1時間のピストン押しのけ量(単位 立方メートル)の数値
  C 冷媒ガスの種類に応じて定められた数値

自然環流式冷凍設備及び自然循環式冷凍設備にあっては、次の算式によるものをもって1日の冷凍能力とする。
 R=QA
  R 1日の冷凍能力(単位 トン)の数値
  Q 冷媒ガスの種類に応じて、それぞれ次の表の該当欄に掲げる数値
  A 蒸発部又は蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積(単位 平方メートル)の数値

よって、蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷媒設備ではなく、自然環流式冷凍設備及び自然循環式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
冷凍保安規則 第五条

ロ.正しい。吸収式冷凍設備にあっては、発生器を加熱する1時間の入熱量27,800キロジュールをもって1日の冷凍能力1トンとする。
よって、発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
冷凍保安規則 第五条

ハ.正しい。遠心式圧縮機を使用する製造設備にあっては、当該圧縮機の原動機の定格出力1.2キロワットをもって1日の冷凍能力1トンとする。
よって、圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
冷凍保安規則 第五条

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