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労働生理

R1後期-問21

呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:呼吸運動は、横隔膜、肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることにより行われる。

2:胸郭内容積が増し、内圧が低くなるにつれ、鼻腔、気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である。

3:肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換を外呼吸という。

4:通常の呼吸の場合の呼気には、酸素が約16%、二酸化炭素が約4%含まれる。

5:身体活動時には、血液中の窒素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。

解答と解説

R1後期-問22

感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直線的な比例関係にある。

2:皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は他の感覚点に比べて高い。

3:網膜の錐状体は明るい所で働き色を感じ、杆状体は暗い所で働き弱い光、明暗を感じる。

4:眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は近視である。

5:平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、中耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚する。

解答と解説

R1後期-問23

代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:代謝において、細胞に取り入れられた体脂肪やグリコーゲンなどが分解されてエネルギーを発生し、ATPが合成されることを同化という。

2:代謝において、体内に摂取された栄養素が、種々の化学反応によって、ATPに蓄えられたエネルギーを用いて、細胞を構成する蛋白質などの生体に必要な物質に合成されることを異化という。

3:基礎代謝は、心臓の拍動、呼吸運動、体温保持などに必要な代謝で、基礎代謝量は、睡眠・横臥・安静時の測定値で表される。

4:エネルギー代謝率は、一定時間中に体内で消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比で表される。

5:エネルギー代謝率の値は、体格、性別などの個人差による影響は少なく、同じ作業であれば、ほぼ同じ値となる。

解答と解説

R1後期-問24

次のAからDの消化酵素について、蛋白質の消化に関与しているものの組合せは1~5のうちどれか。

A トリプシン

B ペプシン

C アミラーゼ

D リパーゼ

1:A、B

2:A、C

3:B、C

4:B、D

5:C、D

解答と解説

R1後期-問25

腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。

2:血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。

3:血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。

4:原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢から血中に再吸収される。

5:原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。

解答と解説

R1後期-問26

筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。

2:筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。

3:荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。

4:強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。

5:筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。

解答と解説

R1後期-問27

血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:赤血球は、骨髄で産生され、寿命は約120日であり、血球の中で最も多い。

2:血液中に占める赤血球の容積の割合をヘマトクリットといい、貧血になるとその値は高くなる。

3:好中球は、白血球の約60%を占め、偽足を出してアメーバ様運動を行い、体内に侵入してきた細菌などを貪食する。

4:血小板は、直径2~3μmの不定形細胞で、止血作用をもつ。

5:ABO式血液型は、赤血球の血液型分類の一つで、A型の血清は抗B抗体をもつ。

解答と解説

R1後期-問28

免疫についての次の文中の[  ]内に入れるAからEの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。

「体内に侵入した病原体などの異物を、[ A ]が、[ B ]と認識し、その[ B ]に対してだけ反応する[ C ]を血漿中に放出する。この[ C ]が[ B ]に特異的に結合し[ B ]の働きを抑制して体を防御するしくみを[ D ]免疫と呼ぶ。これに対し、[ A ]が直接、病原体などの異物を攻撃する免疫反応もあり、これを[ E ]免疫と呼ぶ。」

1:A=リンパ球 B=抗原 C=抗体 D=細胞性 E=体液性

2:A=リンパ球 B=抗原 C=抗体 D=体液性 E=細胞性

3:A=リンパ球 B=抗体 C=抗原 D=体液性 E=細胞性

4:A=血小板 B=抗原 C=抗体 D=細胞性 E=体液性

5:A=血小板 B=抗体 C=抗原 D=細胞性 E=体液性

解答と解説

R1後期-問29

体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。

2:暑熱な環境においては、内臓の血流量が増加し体内の代謝活動が亢進することにより、人体からの熱の放散が促進される。

3:体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。

4:体温調節中枢は、小脳にあり、熱の産生と放散とのバランスを維持し体温を一定に保つよう機能している。

5:熱の放散は、放射(ふく射)、伝導、蒸発などの物理的な過程で行われ、蒸発には、発汗と不感蒸泄によるものがある。

解答と解説

R1後期-問30

自律神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:自律神経系は、内臓、血管などの不随意筋に分布している。

2:自律神経である交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対である。

3:自律神経系の中枢は、脳幹及び脊髄にある。

4:消化管に対しては、交感神経の亢進は運動を促進させ、副交感神経の亢進は運動を抑制させる。

5:心臓に対しては、交感神経の亢進は心拍数を増加させ、副交感神経の亢進は心拍数を減少させる。

解答と解説

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